India

India・Tamil Nadu Nilgiri 
Ballmaadi / バルマアディ農園

オ-ストリアのルドルフ・シュタイナ- (1861-1925) が提唱した有機農業で、ヨ-ロッパを中心に米国、インドなど世界各地で広まりつつある有機農業の最高峰ともいうべき農業。

通常の有機栽培とは違い、さ らに一歩進めて、自然の持つパワーまで取り入れたのが、バイオダイナミック有機栽培農法。化学肥料や殺虫剤を使わない点では有機栽培も同じだが、異なるのは宇宙の力まで取り入れ、地球と植物のリズムを考えて栽培すること。シュタイナーが提唱した、まったく独自の農法。

バイオダイナミック有機栽培農法は、大地を育むことから始める。それは栄養を与えることではなく、大地そのものの生命力を高めるという考え方。

たとえば、粉末状にした水晶などの鉱物、カミツレ、ノコギリソウなどの植物、牛角糞などの動物由来のものを調合した、数種の堆肥を与える。地球に存在する無機物と有機物を合体したものを与えることで、大地の感受性を豊かにするのである。天体や地球からの力を受けやすくなり、植物のパワーもさらに高まるという。

農園の創業は1850年。創業者は、ジョン・アウチェターロニー。

現在のオーナーは、ティアガラジャン。ちなみにニルギリは、アレクザンダー大王がアジア遠征時の部隊の末裔といわれるトダ族の里でもある。